ありがたい日々@クローズドβを終えて

18日の日曜日に、約1ヶ月続けたGOROSSOのクローズドβを終了して、ようやく落ち着いてここを更新することができそうです。
10月?頃から本格的に忙しくなり始めて、2月15日にβテストを開始するまではまさに地獄のように忙しい日々でした。
とくに年が明けてからの1ヶ月半は、寝ることも食べることもろくにできないほどでした。
あんまり自分で忙しい忙しいっていうのもどうかと思うけど、本当に寝ることさえできない日が続く体験は初めてでした。
体重も3kgくらい減って、まわりからやつれたやつれたと心配されても「15日までは死んでも倒れん!」と宣言してなんとか間に合わせました。
βテストが始まってからも、サーバがうまく動かなかったり、いろーんなバグがあったり、バランス調整をしなくてはいけなかったり、新たな機能を投入したりと、始まる前よりはましになったもののゆっくり休めるようになるまでは時間がかかりました。
プライベートでもわりとつらいことがあったりして、本当に大変な日々だったのですが、ただ大変でつらく苦しい日々だったわけではありませんでした。
これは本当にありがたい話です。
本当に俺は幸せでありがたい境遇にいるなぁと思います。
βテストが始まるにあたって普段ゲームをやらない女の子からも「わたしもやりたいんだけど」と声をかけてもらえたり、自分だけじゃなく率先して友達に紹介してβテスターを集めてくれる人がいたり、まだまだ中途半端な状態のGOROSSOを面白い面白いって言って毎日プレイしてくれる人がいたり、掲示板やメールで真剣に意見や感想をくれる人がいたり、夜中にも関わらずバグテストや実験に文句1つ言わず付き合ってくれる人がいたり、まだまだまだ中途半端な状態なのに面白い面白いってやりこんで朝まで語り合ってくれて普通にお金払うよって言ってくれる人がいたり、まだまだまだまだ中途半端な状態なのにナイフ使いだけで11人も作り直してくれる人がいたり・・・
この1ヶ月間、考えただけで涙が止まらなくなる夜をたくさんむかえました。
ありがたくて流す涙がこんなにいいものだとは知りませんでした。
βテストに協力してくれた方々、制作に関わったvividcalmのみんな、そして、支え応援してくれた家族友人たち、本当にありがとうございました。


さて、でもこれでめでたしめでたしではなくて、これからが本当に大変な正念場です。
これからGOROSSOを200倍面白くしてみせます。
せっかく俺には応援してくれている人がたくさんいて、一緒に頑張る仲間がいるんだから、世界一頑張って誰の期待も裏切らないように、むしろ全員の期待をいい意味で裏切れるようにします。
迷惑をかけたり心配をかけたりすることもあると思いますがこれからもよろしくお願いします。


俺はつくることが何よりも好きです。
とりあえずは目先のGOROSSOですが、その後も新しいものをどんどんつくっていきます。
例えこの身に何があっても、つくることだけは一生やめないんだろうと思います。

いろんな迷惑をかけます。
でも最高のものをつくります。
応援よろしくおねがいします。

クローズドβテストプレイヤー募集!

ようやくここまでこれました!
待っていてくださった方々、本当にお待たせしました!
GOROSSOのクローズドβテストが2月15日から始まります。
それに先駆けまして一般の方から50名ほど協力してくださるテストプレイヤーを募集しております。
GOROSSO
http://www.gorosso.net
GOROSSOβテストプレイヤー募集
http://www.gorosso.net/betatest.html
vividcalm
http://vividcalm.net
一般に募集した50名のほかにも信頼できる知り合い50人ほどが参加する予定です。
とりあえず100人くらいで様子を見ようと思います。
ひよこ侍のときもそうでしたが、GOROSSO制作も予想をはるかに超える苦労の連続でした。
3年間・・・え。3年間!?
自分で計算してびっくりしたけど3年くらいGOROSSOに関わっていたようです。
さくっと半年くらいで作って熱い世界を体感してもらおうと思っていたものが、年月も経てだいぶ大掛かりなものになりました。
vividcalmのTOPページに新しいGOROSSOのロゴを掲げ、「βテストやります」って書いて、改めて眺めたとき、本当に目頭が熱くなってしまいました。
これまで協力してくださったみなさま、応援してくださった方々、そしてvividcalmメンバーのみんな、本当にありがとうございました。
といってもまだまだやることいっぱいなので感傷に浸るのは早すぎるのです!
15日から始めるって言ってるけど今5日の時点で全然始められないもんね!へへん!
よーっし!10日後に始めれるように頑張るぞ!!!!
まだまだ応援していてください!!!

GOROSO?GOROSSO?ほうじ茶

katsukatsutoshi2007-01-13

おひさしぶりになってしまいました。
2月あたりのクローズドβ、4月の事業開始を目指してせっせせっせと働いているところです。
他に何をするでもなくGOROSSO制作中心に生活があります。
もちろんそれくらい、頑張る人には当たり前なんだろうけど。

GOROSOという名前で制作を進めていて、その名を使って「作ってます」とひそかに公言してきましたが、ドメインがことごとく取得されていることもあって、Sを1つ増やしてGOROSSOにすることになりました。
武器のグラフィックがなかなか集まらなかったり、思うように進まなかったりしたわけですが、今日小さな小さな一段落がありました。
フリーバトルと称して他のユーザとキャラクター同士を戦わせる部分が一通り完成しました。
あれ。なんか自分で書いててまだそれしか出来てないの?って思ったけど頑張りますとしか言いようがないのです。
それでプログラムを一緒にやってるS籐と初テストとして初対決してみました。
「負けたほうメガマックおごりね」
と言ってみたところS籐もまんざらではない様子でのってきました。
GOROSSOの戦闘はプレイヤーの操作を受け付けることなく、キャラクターが設定された作戦を基に自動で戦うのを見守るだけという形式になります。
真剣に作戦を考えるS籐。
俺の作戦は、相手のバランスを崩して隙をついて攻撃する感じ。
S籐は、予備動作のない攻撃で相手が油断してガードを解いたところを狙う作戦。
そうして出来立てのシステムで戦いが始まりました。
開始早々、S籐のキャラの攻撃がヒットします。
侍の高い攻撃力で、バランスのよい俺の剣士はほぼ瀕死になりました。
しかしその後はめまぐるしい攻撃、ガード、バランス崩しの攻防でどちらも譲らず。
均衡を破ったのは俺のキャラの攻撃でした。
バランスを崩したS籐の侍にバシュッ。
体力が低くもろかったS籐の侍は一撃で倒れ、二人同時に「おおー!」と声をあげました。
気付けばメガマックなんてどうでもよくなるくらい、一人のプレイヤーとしてほんの数十秒ほどの戦闘中ずっとドキドキしていました。
これドキドキ感が半端じゃない!
GOROSSO、いけるかも。
なにより完成したら自分が遊びたい。
大変な時期にこういう喜びがあるととっても嬉しいもんですね。
そういうわけで、今日はこっそり一人で小さくお祝いです。
自分へのご褒美としてほうじ茶を買ってあげました。
まだまだ浮かれるわけにはいかないので、これで余韻に浸ってよりいっそう頑張ります。

『作品第一』

しばらく書いていなかったので本格的に軽く少し俺にしてはがんばって近況報告をしたいと思います。
今GOROSOをもってvividcalmを会社にしようとせっせと動いているところです。
まだ具体的な手続きには着手していないもののそれでもやることが多いです。
経理だの経営だの本来作品作りとは関係のないこともいろいろ関わってくる中で、作品を第一に考える精神やこの感覚が失われたり忘れたりしないようにしなくてはいけないなと思っています。

一番大事なのはいい作品を作ること。
その次に大事なのはその作品を世に広めること。
その次にくるのは作品を作るためにお金がまわるようにすること。
最も大事にするのは作品。
作品第一。
そういう会社にします。
じゃなきゃ会社作る意味がない。


GOROSOは欲張って戦争システムとかをつけようとしてたりするのもあって完成がまたまた遅れていますができれば年内には完成させたいところです。
そして来年の4月にはサービスが開始できるはずです。
もう約束破りません。たぶん。
1月とか2月とかにクローズドβテストできるつもりでいるから100人くらい募集したいな。



余談みたいになってしまいましたが研究について。
ヒルベルトさんという20世紀を代表するような大数学者さんの説いた形式主義にしたがって、形式的体系の中で科学をやらせる、すなわち形式体系の下で形式的体系を作ることがどういうことなのかを考えたりしていました。
というのは、ヒルベルトは数学的な思考対象のイメージを形式化することが数学化なのだというような(誤解だったらごめんなさい)ことを言っていますが、コンピュータはイメージのようないい加減なものは扱えず、それをコンピュータ上で実現することを考えるとイメージすらも形式的に表さざるをえないことになるからです。
コンピュータに数学をやらせることができるかということは形式的なものから形式的なものを作らせることの裏に数学的な思考があるようにみえるかということ。
もしこれができるのであれば数学化というものも形式化できることになるんじゃないかと思います。
あれ。これは前置きだったんだけど長くなっちゃった。
具体的な研究活動としては、あんまり具体的なことを書くと論文書けなくなっちゃうかもしれないから適当に書くと、新しい概念を作ることによって・・・・・・だめだやっぱりごまかしながらなんて書けないゴメンナサイ。
とりあえず教授さまに論文書いてもよさそうだねって言ってもらえる新しいことをしでかしたのでまとめて論文書きたいなと思っているところです。


さーて、あほみたいに世界一がんばるぞ。

おひっこし

vivid calmのサイトをおひっこしさせました。
新しいURLは
http://vividcalm.net
です。
まだ引っ越したばかりでおかしいところがあるかもしれないけど、もし気付いた人がいたら教えてくださると助かります。

GOROSO開発は新たな局面を迎えました。
といっても、結局紆余曲折を経て元に戻ってきたというような感じです。
パナ改め八之一烏がとても素敵でかっこいいイラスト&グラフィックを描いてくれることになってようやく一安心です。
何よりも俺は彼の絵の1ファンなので、一緒に作れることがめちゃんこ嬉しいです。
もっと色々研究のこととかも書きたいけど今日はこのくらいにしておこう。
頑張ります。世界一頑張ります。

進むもの進まないもの

前回の更新からしばらく経ちました。
いろいろあったのでいろいろ書きます。

〜研究〜

4年からM1にかけてやってきた「述語生成」に関する論文がついに人工知能学会論文誌に載りました。
ネットでも観れるので観れちゃうと思います。
それと、その後にやっていた「関数生成」に関する内容の論文?がFIT2006という大会の査読に通りました。
これでたぶん博士入学3ヶ月経たずして、博士号を得るのに最低限必要な条件は手に入れたんだと思います。
形だけみると研究がうまくいっているようにみえますが、ただ過去にやったことが認められただけなので、このことが今現在研究がうまくいっているということにはなりません。
勝って兜の緒を締めよという精神はとても好きだけどそういうことではなくて、こんなのは勝ちでもなんでもなく、実際に夢を実現するための成果が上がったときに勝ちと思うことにして変わらず頑張りたいと思います。
社会的に活躍することは俺の夢ではないので。
で、実際の研究はどうかというと、そこそこ新しいところに手がつけられていていいところだと思います。
明日は人工知能学会の研究会を聴講に行きます。
最近うちの研究室のゼミが苦痛でしょうがないので楽しみです。

〜制作〜
GOROSOがどういった形で公開することになるかはわかりませんが、必ず作って多くの人にやってもらえるようにします。
さくっと作って気軽にvividcalmのサイトに来てもらうためのコンテンツにしようと考えていたのに全然さくっといかないです。
いろいろ決まるまで手がつけられないところがあったりもします。
テレビで父の日のプレゼント用の箱を作ってる静かーな教育番組を何気なく観ていたら
「あぁそうだ。作るのって楽しいんだよなぁ・・・」
と、子供のころのように純粋にものを作ることが楽しくて仕方なかったことを思い出して涙が出そうになったりしました。
たぶんこういう番組みて泣きそうになる人って他にいないよなぁ・・・