おはようミンスキー

先日人工知能学会主催の、生ける伝説ミンスキーの講演会に行ってきました。
ニューロコンピュータを作った人として知られ、フォン・ノイマンに博士論文の査読をやってもらい、人工知能という分野を設立した一人です。
英語で話されたので英語力のない俺は1割くらいしかわかりませんでしたが、その姿を見たときは体の中で湧き上がる何かを感じずにはいられませんでした。
まさに生ける伝説を目の当たりにしたのですから。
俺、この人に勝たなきゃいけないんだ。とか思いつつ手を握り締めていました。


まぁそれはそれとして、ひさしぶりの更新になってしまったのでいろいろ書きます。
といってもあまり状況はよくありません。


書くまいと思ってけど、書こう。
GOROSOのプログラムはとっくに完成しています。
ずいぶん前からグラフィックの完成を待って細かい調整をするだけの状態が続いています。
肝心のグラフィックはだいたい4割しか出来ていません。
1年くらい前から頼んでいるはずなのですが、一向に仕上がりません。
定めた締め切りも守らず、連絡もよこさない状態が何度も続きました。
それでこちらから催促すると、謝って反省してやる気を示してくれるんだけど・・・。
今はもはやその返事すら来なくなりました。
メール出しても返ってきません。
俺はどうすればいいんだろう。
金を出してやれるわけじゃないから、あまり強く言う気にもなれないけど、このまま返事の来ないメールを送り続ければいいのか。
それとも今から見つかるとも限らない別の人を探して1から描いてもらうか。
いずれにしても後どれだけ時間がかかるんだろう。

何がいけなかったんだ。
俺には人に仕事をさせる能力がないのか。
俺の作品には作業意欲がわくほどの魅力がないのか。
WEB担当のお松にGOROSOのマニュアルをどう依頼していいのかもわからなくなっている。
数日前にお松のPCが復活したときに頼めないままだった。
これまで大岩のようにそびえていた俺の自信が薄氷のように脆く、見せ掛けのものであったように思えてくる。
俺はまだその自信を証明できるような具体的なことを何もしていないのだ。
そんな状態だから、論文の下書きを先生に見せにいった日に、「新しい知識に同じ要素が加わるけど集合としてこれはいいの?」みたいな一瞬ドキッとする指摘を受ける夢を見たりもした。


こんなときは客観的に自分を考えてみるに限る。
俺のところどころに見える変人ぶりは、伝承で聞く天才たちの変人ぶりの片鱗に見えなくもない。
もちろんそうとは限らないけれども。
今はこの無理やりのナルシズムにぶらさがるしかないのかもしれない。